4月25日(木)、第17回 定期総会終了後に「街づくり講演会」を開催しました。
オンラインでご参加の皆様には、音声が非常にお聞き苦しい配信となってしまいましたこと、
心よりお詫び申し上げます。
【講師】
1)重松 眞理子 氏(一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会)
「大丸有地区におけるエリアマネジメント型スマートシティ都市のリ・デザインの取組み」
2)金森 亮 氏(名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会 研究所 特任教授)
「名古屋駅周辺地域の実証実験と今後の展開(仮)」
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今回は2人のゲストを迎え、東京・大丸有地区の再編に資する、「エリアマネジメント型スマート
シティ」の取り組みと、名古屋駅周辺で進む先進モビリティ研究についてお話いただきました。
まず、重松様より、20年余りをかけて変貌を遂げてきた、仲通りを始めとする街づくりの歩みを
振り返りながら、現在目標とされているエリアの将来のビジョンについて、ご説明いただきました。
人間中心の「居心地がよく歩きたくなる(=ウォーカブルな)まちなか」が求められるようになった
昨今、大丸有地区ではニューノーマルな世の中に対応する新たなビジョンを描く中で、「スマート
シティ化」に重点が置かれています。
街づくりにおいてもビッグデータ等を利用することで、人々のニーズを知ることができたり、
新たな施策やシステムを導入しやすくなったりと、様々な面でその街の価値を高めていける可能性が
あることについてお聴きすることができました。
さらに、愛知を中心拠点に、次世代交通システムやモビリティサービスについて研究する
金森教授のお話では、地域モビリティのイノベーションが、市民のウェルビーイング(肉体的
・精神的・社会的健康)や地域のサステナビリティ(持続可能性)と不可分であるという視点から、
技術開発と街づくりの連携を強化していくことの重要性や、交通行動等のデータを街づくりに
生かせる可能性について、研究の進捗と共に詳しく聴くことができました。
街づくりの新たな領域として注目されている「スマートシティ」。
重松様は、「スマートシティ化は『目標』ではなく、街づくりの目標をより良く達成するための
『手段』」であるとおっしゃっていました。
都市の力を向上させるにあたり、新たな技術やサービスが街の一部となって最大限生かされるため
には、仕組みも含めた「まちの将来像」を官民連携によって描き、運営されていることが不可欠
だと感じました。
引き続き、会員の皆様、行政関係各所の皆様と連携して歩んでいければと思います。
ご参加くださいました皆様、誠にありがとうございました!
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